「ダイエットを始めよう」と決意したものの、数日、あるいは数週間でモチベーションが下がってしまい「また明日から．．．」とずるずる先延ばしにしてしまう。
そんな経験ありませんか？
ダイエットには「強い意志」が必要だと思われがちですが、実はモチベーションの波に左右されない「セルフマネジメント力」、特に自分に優しく、完璧を求めすぎない「ゆるマネジメント」こそが、ダイエットも仕事も成功させる鍵です。
略して【ゆるマネ】です。
この記事は、モチベーションが低い状態でも、心の負担を最小限に抑えて着実にダイエットと仕事の成果をあげる【ゆるマネ】のコツを紹介します。
早速本題です。
ダイエットが続かないのは「完璧主義」のせいかもしれない
モチベーションが低迷する主な原因は、セルフマネジメントの視点から見ると「完璧主義」にあります
・オール オア ナッシング思考：
「毎日運動しないと意味がない」
「少しでもお菓子を食べたら失敗」
と考えてしまい、一度のミスで全てを諦めてしまう考え方です。
・行動のハードルが高すぎる：
最初から「毎日1時間ランニングする」
「食事制限でごはんを食べない」
など、無理な計画を立ててしまい、疲れてしまったりキレ食いしてしまう。
仕事においては
・良い提案をしなければと焦り：
「会議の時、発言できなかった」
・100点満点の資料を作ろうとするあまり：
「頼まれた期日に遅れてしまった」
など、完璧をもとめ過ぎて失敗し、挑戦を諦めてしまう状態です。
【ゆるマネ】は、この完璧主義を手放して「まあ、このくらいでいいか」の精神で継続と挑戦を優先する考え方です。
「一歩前進したから今日は頑張った」と自分を褒めましょう。
モチベーションに頼らない「ゆるマネジメント」術
モチベーションがなくても自動的に体が動くような「仕組み」と「考え方」を作ることが、ゆるマネの基本です。
コツ1：目標を「結果」から「ゆるい行動」へシフトする
最終的な目標（例：－5kgや完璧な資料）は大切ですが、モチベーションが低い時に意識すべきは、達成が簡単すぎるほどの「プロセス目標」です。
この「最小限の行動」は、実行に対する精神的な負担が軽いのが特徴です。
「水を飲むだけ」なら、モチベーションが低くてもクリアできますよね。
仕事でやる気の出ない時は、
「まずパソコンの電源を入れる」「メールを1通だけ返信する」など
このような小さな行動を積み重ねることが、セルフマネジメントの土台となり次の行動へのスイッチになります。
コツ2：「最小限のルーティン」で意志力を使わない
ひとが使える「意志力」は、朝起きた時から時間と共に消耗していきます。
ダイエットも仕事も、重要な行動を意志力に頼らず「自動化」することが、セルフマネジメントの極意です。
ダイエットの自動化：毎日同じ時間に散歩する。食べるもの冷凍常備するなど、「選択」の回数を減らす。
仕事の自動化（タイムマネジメント）：「午前中の意志力が高いうちに、一番面倒なタスクを30分だけやる」というルーティンを確立する。
これにより、意志力が低い午後や夕方になっても、重要なことはすでに終わっている状態をつくれます。
行動経済学でも、疲れている午後や夕方に「非合理な意思決定」をしてしまうとされています。
会社帰りにコンビニスイーツを買ってしまう原因がコレですね。
美味いんですよね。
『ローソンのロールケーキ!!』
コツ3：「失敗」ではなく「中断」と捉え、すぐに復帰する
食べ過ぎた
運動をサボった
仕事でタスクの締め切りを破ってしまった
それは「失敗」ではなく、一時的な「中断」です。
ゆるマネの最も重要なポイントは、すぐに気持ちを切り替えて復帰する自己修正能力です。
ルール：一度中断しても、「次の食事」「次のタスク」にすぐに軌道修正する。
自分を責める時間を最小限にして「まあ、仕方ない。次から気をつけよう」と自分を許してあげましょう。
そして、すぐに次のプロセス目標にフォーカスし直すことが、結果的に長期的な継続につながります。
また、ポジティブに物事を捉えるのも大切です。
「食べ過ぎた」→「体にたくさん栄養補給してあげた」
「運動サボった」→「疲れが抜けた」
「タスクが完了しなかった」→「別の重要なことを考えていた」
こう考えることで、「脳」をコントロールし、次の行動につなげやすくなります。
声に出すとより効果が高まります。
「ゆるい」からこそ続けられるツールの活用法
モチベーションがどうしても上がらない時は誰にでもあります。
そんな時にはセルフマネジメントをサポートするツールや環境を「ゆるく」活用しましょう。
記録：カロリー計算ではなく「気分」と「食べたもの／やった仕事」をメモ
環境整備：ナッツや冷凍フルーツを常備する／作業の邪魔になるスマホを置かない
小さなご褒美：週末は甘いものを食べる／タスクを1つ終えたらコーヒーブレイク
まとめ
【ゆるマネ】はダイエットにも仕事にも当てはまります。
本質は同じだということです。
「自分の心と体の状態を理解し、無理なく目標に近づくための、サボっても許せる仕組み」を作りましょう。
モチベーションが低い自分を責めるのはやめて、まずは「朝起きたらコップ一杯の水を飲む」や「５分間のタスク」からで大丈夫。
マネジメントをする立場にいない人も自らをマネジメントすることは仕事にも健康にも重要なことです。
小さな一歩を積み重ねて、理想の自分へゆるく、そして着実に進んでいきましょう。
最後に
自分はもともと何に関しても意識の低いタイプの人間です。
HSPという気質からか意識の高いひとが苦手でもあります。
発信力や行動力のある人が際立つ時代です。
ですが、その反面にはその他大勢の際立たない人達が存在しています。
自分もその一人です。
そういった人達に向けてこの記事を書きました。
少しでもお役に立てれば光栄です。
どんな人にも必ず光のあたる時は訪れます。
ですからそのチャンスを逃してしまわないように常に「ゆるく準備」をしておきましょう。
「幸運の女神には前髪しかない」といいますからね。
常にモチベーションが高ければすぐに燃料が切れてしまいます。
モチベーションをコントロールして
『ゆる～くなが～く』で大丈夫！
以上
みなさんのダイエットとお仕事が成功しますように。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
参考にさせていただいた書籍や役に立つサプリを紹介します。
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