「上司がバカすぎて評価されない」と嘆くベテラン社員へ。手柄を奪われる毎日から“静かに”自分の人生を取り戻す戦略

もう限界だ、と感じているあなたへ

入社して15年。
仕事のいろはも完全に把握し、現場の誰よりも動いている自負がある。
それなのに、なぜか評価されない。

上司は社長の顔色ばかり伺い、現場の実情なんて見ようともしない。
勇気を出して提案すれば「余計なことをするな」と潰され、黙って成果を出せば「俺の指導のおかげ」と手柄を横取りされる。

「あいつ(上司)、本当にバカなんじゃないか?」

帰りの車の中で、何度そう吐き捨てただろう。
家に帰れば住宅ローンと子供の学費が頭をよぎり、鏡を見れば、ストレスで太り、ダイエットに挫折し続けているだらしない自分のお腹が映る。

戦いたいけど、波風は立てたくない。
転職したいけど、特別なスキルも学歴もない。

もしあなたが今、そんな閉塞感の中にいるなら、この記事はあなたのためのものです。
これは、組織を変える話ではありません。
会社という理不尽な劇場の中で、あなただけが「楽に」「賢く」生き残るための、ちょっとした反逆の書です。

なぜ「バカな上司」ほど出世し、現場のあなたは評価されないのか

結論から言います。
その上司が評価されているのは「仕事ができるから」ではありません。
社長にとって都合がいいから」です。

あなたの会社の上司(No.2)を見てみてください。
実務能力はとうの昔に枯渇しているのに、社長への「ご機嫌取り」と「責任回避」のスキルだけは超一流ではないですか?

彼は、自分の地位(既得権益)を守ることに必死です。
だから、優秀なあなたが現場で輝くことが怖くてたまらない。
あなたが活躍すればするほど、自分の無能さが露呈するからです。
だから彼は、本能的にあなたの手柄を奪い、マイクロマネジメントで動きを封じ、飼い殺しにしようとします。

ここで真面目なあなたは、「正論」で戦おうとしてはいけません。
腐った組織において、正論は「反逆」とみなされます。

ではどうするか? 真正面からぶつかるのではなく、相手を「操縦」するのです。 自分の魂まで売る必要はありません。
表面上の言葉だけでいい。

「さすがですね」
「勉強になります」

そうやって相手の「承認欲求」というエサを適当に投げ与えておけば、猛獣は大人しくなります。
その隙に、あなたは水面下で、本当に大切な「自分の城」を築くのです。

(関連記事リンク:[初めての方へ:ゆるマネで人生の主導権を取り戻す]

解決策:会社への期待を手放し「自分株式会社」の経営者になる

会社に期待するから、裏切られた時に腹が立つし、傷つくのです
今日から視点を変えましょう。
あなたは一介の社員ではなく、「自分」という資本を運用する投資家であり経営者です。

上司は、あなたの会社の「厄介な取引先」に過ぎません。
取引先の機嫌が悪くても、いちいち自分の人格まで否定されたとは思いませんよね?
「ああ、またクレームか、はいはい」と処理すればいいだけです。

組織の評価なんて、風向き一つで変わる曖昧なものです。
そんな不確かなものに一喜一憂するより、確実な「資産」を積み上げること
それが、最強の防御になります。

ストレス食いとリバウンドを繰り返す「重い体」からの脱出

上司へのイライラを、夜中のラーメンやお酒で流し込んでいませんか?
そして翌朝、「またやってしまった」と自己嫌悪に陥る。
30代後半から40代、代謝は落ち、昔のような根性論のダイエットは通用しません。

「運動しなきゃ」と思いつつ、ジムの会費だけ払い続けて幽霊会員になっていませんか?

安心してください。
それはあなたの意志が弱いからではありません。

「仕組み」が間違っているだけです

解決策:意志力に頼らない「自動運転」で体を整える

優れた経営者が、現場のやる気だけに頼らず「システム」で利益を出すように、ダイエットもシステムで管理します。
きつい筋トレや、極端な食事制限は「コスト」が高すぎて続きません

必要なのは、脳と腸を「騙す」こと。
例えば、血糖値を急上昇させないことだけに集中する。
これなら運動ゼロでも可能です。
メンタルが安定しないと、体は変わりません。
逆に、体が整えば、クソ上司の理不尽な言動も「ノイズ」として聞き流せるようになります。

忙しい私たちが頼るべきは、最新の「ツール」です。
楽をして結果が出るなら、それが一番賢い選択です。

(関連記事リンク:[運動ゼロで痩せる理論と実践(腸活血糖値コントロール記事)] )

【書評エッセイ】「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方

先日、ある本を読み返して、ハッとさせられた言葉がありました。
「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』という書籍です。

その中に、こんな一節があります。
「人を動かすよりまず自分を動かせ。人を治める前に自分を修める」

私たちの周りには、他人をコントロールすることに必死で、自分の感情すらコントロールできていない上司が溢れています。
すぐに怒鳴る、責任を押し付ける、機嫌で言うことが変わる
彼らは「自分を修める」という、リーダー以前の人間としての基礎工事を忘れてしまっています。

著者はこうも言います。

「現場そして弱い人達を大事にする」
「言葉一つで部下のやる気は変わる」

本当のリーダーシップとは権力を振りかざすことではなく、現場で働く人たちと同じ目線に立ち、その痛みを想像できる「人間力」のことではないでしょうか。

この本を読んで確信しました。
あなたを苦しめているあの上司は、反面教師としては最高のお手本ですが、リーダーとしては「贋作(ニセモノ)」です

そして何より、現場で歯を食いしばり、理不尽に耐えながらも部下や後輩を守ろうとしているあなたこそが、本質的な意味でのリーダーの資質を持っているということです。
今はまだ、役職というラベルがついていないだけ。
あなたのその「優しさ」と「現場感覚」は、これからの時代、何よりも強い武器になります。
武器の購入はこちら。

「副業禁止」という茶番劇と、No.2上司の哀れな正体

私の知人に、こんな経験をした人がいます。
生活のために副業を申請しようとしたら、半年もたらい回しにされた挙句、社長が「いいよ」と言った直後に、No.2の上司が「就業規則でダメだ」とブロックしたそうです。
しかも、その就業規則は誰も見たことがないというオチ付き。

これ、笑い話のようですが、組織の「末期症状」です。
HSS型HSP(刺激を求める繊細さん)の鋭い観察眼でその上司を解剖してみると、ある事実が見えてきます。

  • 社長には尻尾を振るが、部下には牙をむく。
  • 自分に自信がないから、部下の挑戦を「自分への攻撃」と勘違いする。
  • 「俺は昔すごかった」と過去の栄光にすがり、アップデートしていない。
  • いい歳をして独身(あるいは家庭不和)で、会社だけが自分の居場所。

彼は「組織を守っている」つもりでしょうが、実際は「自分の小さな既得権益」と「プライド」を守っているだけ。
そう考えると、なんだか哀れに見えてきませんか?

「ああ、この人はこうやってしか生きられないんだな」
そうやって上から目線で(心の中で)見下ろしてやりましょう。
それだけで、少しだけ心が軽くなります。

会社にしがみつかず、市場に「自分の値段」を聞きに行く

副業を禁止され、給料も上がらない。
嫌なら辞めればいい」と世間のインフルエンサーは言いますが、家族もローンもある私たちは、そう簡単には動けません。

でも、「逃げ道を確認する」ことだけは、今すぐできます。

転職サイトに登録して、スカウトメールを見てみる。
たったそれだけで、 「ああ、この会社以外でも、自分を必要としてくれる場所があるんだ」 という事実を知ることができます。

これは、実際に転職するかどうかよりも、「精神安定剤」として絶大な効果があります。
「いざとなれば、いつでも辞めてやる」
そのカードを懐に持っているだけで、クソ上司の嫌味も、今までよりずっと小さなノイズに聞こえるようになります。

動きたくても動けない、そんな繊細なあなたにこそ、この「安心感」が必要です。

  • 自分の市場価値を診断してみる
    まずは「自分の値段」を知ることから。それが、自信を取り戻す第一歩です。

関連記事リンク:[ゆるくて続く仕事術:HSPのための生存戦略]

まとめ:あなたは、もっと自分を大切にしていい

会社のため、家族のため、生活のために、あなたは十分に頑張ってきました。
これ以上、誰かのために自分を犠牲にする必要はありません。

上司の評価なんて、ただの「他人の感想」です。
そんなもののために、あなたの貴重な時間と健康をすり減らさないでください

今日から、少しだけ「自分ファースト」で生きてみませんか?
腸を整え、市場価値を知り、本を読んで知恵をつける
そうやって淡々と、誰にも邪魔されない場所で、自分という資本を磨き続ける。

気がつけば、クソ上司の声が届かないくらい、あなたは遠く、高い場所に立っているはずです。
さあ、静かな反撃を始めましょう

おまけ:くそ上司(№2)の奇行録

繊細中年

ガマ所長、報告があります。

ガマ所長

もぐもぐ。
なんだ?
もぐもぐもぐ。

繊細中年

こんな時間にお昼御飯ですか?

ガマ所長

違う。
お昼は食べた。
お腹すいたんだ。
もぐもぐもぐもぐ。

繊細中年
(心の声)

報告の時くらいそのクリームパン置けや!!
たいして動いてないのに14時にお腹すくんかぁーい!

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